2010年4月20日火曜日

経済成長なしの世界

残り25日。新しい一週間が始まる。今学期は、開発経済の授業はないので、自分でペーパーや記事にふれるようにしているが、1つ、以前から頭にひっかかっているテーマがある。開発経済を学ぶ友人ともよく議論する話。まだ掘り下げられていないのだが、早くシェアして、いろんな人とこの話題を話してみたいと思ったので、書いてみます。



■経済成長なしの世界

不況の日本では、GDP成長率◯%、前年比◯%減と数字がメディアに飛び交うが、回復したあと、10年後、20年後、50年後、どうなるのか、と思ったことはないでしょうか?

限られた天然資源、人口増加、国家間の格差・・・これらの問題をふまえ、”持続的な成長”をめざそうという考え方がある。これはまだ成長自体は放棄していない。放棄しない主張はよく、極端だが、昔にもどり文明社会を完全にすてることは不可能、という論調になることがおおい。

けれども、逆に、このまま未来に永遠に経済成長し続けることも不可能ともいえる。では、経済成長がないと、僕らの世界はどうなるのだろうか。



これは授業やテストが終わり次第、詰めたいと思ってるのですが、感覚的にみんなどう受けとめるのか凄く知りたいです。


では。

3 件のコメント:

  1. 経済というレベルでの話は余りに自分の知識がなくて語れない(そういう話は来てみたいけど)が、
    エネルギー消費などといった自然科学の分野でも、
    「成長」という観点では同じような疑問がある。

    面白いな

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  2. 歴史的には多かれ少なかれ成長は持続してるよね。
    例えば古代ヨーロッパとその周辺なら、ギリシャからローマ、フランク王国その他、イスラム世界・・・と、場所を変えつつも文化・技術や経済の成長続いてる。

    これからも世界的には常に新興国が現れるとすると、経済成長が無くなるのではなく経済成長しない国が置いてけぼりを食らう状態になるんじゃないかな。

    また仮に世界全体で経済成長が止まったとしても、マイナス成長の地域とプラス成長の地域が出てくるゼロサム的な競争はやはり続くと思う。より良い(他人より相対的に)生活を送りたい欲求が人間にはあるので。

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  3. >やさか

    久しぶり、元気?コメントありがとう!

    エネルギー消費か、生活レベルに直結するから特にそうだろうけど、一度一定量を消費してしまうと、その量が基点にして個人の満足から、政策の削減目標まで決められてくから、本当にベストな値を決めるのってむずそうだよね。

    今度エネルギーについていろいろ教えてくれ−。


    >Soy

    丁寧なコメントありがとう!

    なるほどー。確かに現実的には、1つめのシナリオ:パイ拡大+プラスサム、がしばらく続きそうだね。

    一方で、個人的には、2つめのシナリオ:パイ拡大なし+ゼロサム、は先進国側に多大なパラダイムシフトを要求するけど、挑戦する価値のある方向性なんじゃないかと思う。

    実際にはパイが広がってないのでパレート効率だけど、先進国が少し富をあきらめるだけで、途上国はその同じ量の富から何倍も大きなインパクトで国民の生活水準をあげることができるので、近似的にパレート改善が可能なのでは、と思ったりするので。

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