というのも、こっちにいると、友人や知人など1対1のレベルでは、日本への非常に高い好感度、特に料理や芸術など文化に関心をもってくれて、日本人でよかったと嬉しく思うことがよくある。政治・経済になると、「今度の政権は大丈夫なのか」と心配する。
一方、マクロでみると、日本に対して、日に日にあきらめの色が濃くなってきていて、非常につらいものがある。エコノミストの記事を例にとると、3/31の「失敗した郵政改革」では
” 恥ずかしい事態”
と書かれ、4/8の「ゆっくりと迫る危機」という国家財政の記事では、
”赤字財政とデフレ圧力を前にしても、大胆な行動をとれないでいるのは、 まさに日本人的だ”
と書かれてしまっている。まだこの記事は、日本を完全にスルーしているわけではないが、ビジネスの分野を中心に、やはりジャパン・ナッシングがますます長引いてしまっているな、と思わざるをえないことが多い。
こういう状況に関して、いま国内ではどんな”空気感”が流れているのかはやく感じたい、と思う。そしてまた、ネガティブな話こそ、ポジティブに向き合いたいと思う。
<参考>
Economist「失敗した郵政改革」: http://www.economist.com/business-finance/displaystory.cfm?story_id=15819170
Economist 「ゆっくりと迫る危機」: http://www.economist.com/displaystory.cfm?story_id=15867844
0 件のコメント:
コメントを投稿