2010年1月24日日曜日

履修決定

ようやく、決まりましたので報告を。
語学もとり5授業で望もうかと当初考えていたのだけれど、語学はここで学ぶのは少し非効率的なのと、特に付加価値もでてこないので、断念。よって履修は以下の4授業です。

今学期全体のテーマは、”こうあるべき”という具体的な政策のビジョンを持つようになること。あるべき論はビジネス、消費者、政府、社会全体、など立場によって、またタイムフレームで評価が大いに変わるので、一義的ではありませんが、それでもポジションを設定しビジョンを定めたい。

できるだけ授業内容についても書いていきたいと思うので、よろしくお願いします。


1. ECON131 Public Economics

・内容
公共政策の影響について、環境問題など外部性の問題、公共財のプライシングと供給量、保険、課税と富の再分配を学ぶ。金融危機後、政府の役割がとわれ続けているなかで、健康保険改革や財政支出、税制改革など、幅広くみることを通し、あるべき政策のビジョンをみつけたい。

と、同時に、個人的に日本の政策を、日本の論点2010などを通しキャッチアップしつつ、日米の比較をし、共通点・相違点を探っていきたい。ほか3授業が狭く深くな内容なので、それらをつなぐ土台になると思っています。

Emmanuel Saez教授


2. ECON119 Psychology and Economics(Behavioral Economics)

行動経済学の授業。武山ゼミで消費者行動を勉強したことや、繰り返されるバブルなどをみてきて、経済学がおく仮定に少なからず疑問、、を感じてきたので履修することに。人は本当に合理的かつ効用最大化をめざし動くのか、について。例えば、人が意思決定する際、現在と未来の2地点間で、正確に未来の効用を捉えることができるのかなど。

この分野は学部向けにオファーされていることが少ないと聞くので、機会に感謝しつつ、パラダイムの変化を考えることができる点で、非常に楽しみ。

Botond Koszegi教授


3. PH126 Health Economics and Public Policy

・内容
公共政策を、ヘルスケア市場に絞ってみていく。Medicare/Medicaidなど各種保険、介護サービス、製薬業界、医療業界労働者、医療教育など包括的に学ぶ。アメリカでは、非保険加入者が15%という異常な数字で、さらに、52%は雇用主による保険なので、失業者がふえ今はより多くなっており、オバマの医療保険改革は常に新聞で扱われているので関心をもった。
また、前学期、医薬品業界の特許問題、また開発の世界で、製薬業界のリソースの望ましくない配分、例えばHIVなど途上国に蔓延する病気より、先進国の成人病やダイエット関連に使われている問題、にとりくんできたので、この授業を通し、経済学の視点のもとで統合させたい。

・形式
公衆衛生、経済、プリメド(医学部に行く予定の人)など、複数のバックグラウンドの生徒が履修。各種テストの他に、政策分析とポリシーペーパーに重点がおかれる。ここでも、日本の政策との比較を+αで行い、よりよい医療保険の政策をさぐりたい。

Richard Scheffler教授
http://gspp.berkeley.edu/academics/faculty/scheffler.html


4. ECON296/PP290/LAW276.45 DIgital Markets

・内容
インターネット以後の経済が、以前の経済と比べてどのように異なるかをみる。特にGoogleやebay、アマゾンなどの企業が用いるオンライン戦略、例えば価格差別、リコメンドシステム、またまつわる著作権の問題を、社会全体にとってプラスなのか、どう政府は対応すべきかという視点でみていく。人に聞いた話だが、シリコンバレーに近い強みは知的財産権などここらへんの政策・法律の論議にあるそうなので、インプットを授業のタスク外にも最大限ふやして気合をいれたい。また研究事例が他分野と比べて少ない分野なので、それだけやりがいがあるり、卒論につなげたい。

・形式
大学院の授業で、経済、公共政策、ローの3学科が合同でオファーしていて、それだけに学生のバックグラウンドも様々。人数は10人ほどの小規模クラスで、エコノミスト、公共政策大学院生、ロースクール生の順で多い。

Suzanne Scotchmer教授

2010年1月23日土曜日

ビールと人



早速、PALE ALEを作りました。
5ガロン(約19リットル)から52本ボトルができます。
2−3週間+ボトリング後5−10日と、思ってたより早くできるよう。


で、ちょっと改めて思ったのは、ビールのうまさとは裏腹に、ビールをつくるプロセスは、香りは良いのですが、綺麗なものじゃありません。やっぱり、人も、素晴らしい、尊敬できると思える人も影で決して綺麗じゃない地道な努力を沢山してるんだろうな、と思いました。


完成したら、一人5本づつ一気に飲み干す予定ですw

2010年1月20日水曜日

そう甘くはない

つらつらと授業内での目標を書いてきたなか、読んでくれた人がいると思うので、秋学期の成績を下に報告したいと思います。


一部分感情的に納得できない部分はありますが、客観的にみれば順相応の結果だと思っています。


でも、やはりBが悔しいことには変わりはありません。
初学期の語学のハンデは言い訳にしたくないので、今学期はもっと頑張りたいと思います。



ーー
ECON173:A-
開発経済学のゼミのクラス、先生はPranab Bardhan教授で、開発経済に関するトピックを網羅、プレゼンから思いペーパーまでオンパレード。一番力と時間を入れた授業であり、単純に嬉しい結果。

EEP152:B
開発ミクロ経済の授業。数理モデルを使って、1家計内の意思決定、例えば、途上国で無償の教育プログラムが実施されたときに生む子供の人数にどう影響を及ぼすか、などを実証研究を題材にみていく。題材は教育、クレジット市場、健康、労働市場、など幅広く。
中間テストはA〜A+だったので、期末が悪かった。問題を解くスピードが原因。

IAS115:B
GlobalPovertyの授業、とにかく他分野から、開発の世界でなされる論議や思想、潮流を大量のリーディングで見ていく授業で、正直学期末に近づくに従い、他のクラスに圧迫されて当初より時間がさけなくなっていたことが敗因。

PP101:B
公共政策分析の授業。先生はMIcheal O'Hare教授で、プロフェッショナルスクールの授業だけあって、クラスへのコミット、ディスカッションからリーディング、プレゼン、政策提言ペーパーとオンパレード。ECON173と同じくらい力を入れたけれど、語学的にも当初最も苦労した授業だった。各課題の結果からして全く純相応な結果。ただし、一番気づきや発見が多かった授業で、本当にGSIにはお世話になりました。
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2010年1月16日土曜日

終りの始まり

明けましておめでとうございます。
挨拶大分遅れましたが、今年もどうぞよろしくお願いします!


メキシコ・バハでの楽園のような日々から戻り、22歳を迎え、早くも4日が過ぎ、一部授業も始まりました。折り返し地点もすぎ、いよいよ、という感じです。バークレーもたった1学期過ごしただけなのですが、帰ってきたときは家のように感じました。


公共政策大学院×ロースクールのコラボ授業、PP290のイントロに顔をだしてきました。
まわりは公共政策、ロー、経済PhDなど、あと一人EUの客員エコノミストと初回来てたメンバーだけでも多様かつチャレンジングな挑戦になると確信しました。ちょっとした武者震いも。履修許可ももらえ、卒論にも最適とSuzanne Scotchmer教授に後押しもしてもらえたので、かなり楽しみです。

帰国後のゼミでのプロジェクトにも何らかの形で繋げたいと思います。
ゼミの同期がここ半年、活躍している姿には良い刺激を受けてきたので、自分もゼミに戻り同じような、また先生には留学関連でも人一倍お世話になっているので、それ以上に貢献したいと思います。

頭も心も体もぶっとぶつもりです(もちろんいい意味で)。頑張るぜ。



今日は家庭菜園計画をキックオフ。というのも、最近住み始めたこのCO-OPは2階はベジタリアン・ベーガンがテーマなので。多分俺らのフロアからは地ビール計画始動予定です。


あとは最近気づいたのは、今までより音楽に強い感情の変化を受けるようになった気がします。
今パーティーのセットリストを作ってるけど、やっぱYMOは良曲多いかつ最新のエレクトロともよく合うな、とつくづく。Hot Chip - One Pure ThoughtYMO - I-shin Den-shinの流れなんかなかなかぐっとくるものがある。


明日は朝からジム行ってきます。まだ走りは筋をリハビリ中なのでそんなにはできないのですが。
ではまた!