2009年3月29日日曜日

actually, this IS the one



宇多田ヒカルの凄いところは、大衆性を武器にしているところ。ポップというフィールドで戦いつつものまれずに、独自の世界観を作りだしているところ。その世界観が、彼女のもつ日本的な部分に依拠していると仮定すれば、英語版のCDで同じ世界観をだすのは厳しくなる。その意味で、このアルバムはいわゆる宇多田ヒカルとはテイストが違うでしょうが、言語は違えど作詞能力は冴えているようで、彼女の独自性が十分に発揮されていると思います。また、それとは別次元で様々な音楽ジャンルを消化して自分の曲を書いてるのも素晴らしいと思います。

特に戦場のメリークリスマスを元ネタにしたFYIがすきです。全体では、やはりDef Jam所属だけあって、起用プロデューサーのせいか、良い意味でMariah,Janet,Rihanna等のヒット曲での音づくりと似てますね。Def Jamのwebsiteをみるとトップで↑のでてくるようで、PRも万全となれば、本当に凄い事になるかもしれませんね。是非なって頂きたいです。

ただ、個人的には、前回のアルバムの方がとんがってて好きでした・・・。

2009年3月27日金曜日

選択の季節

この時期にもなると、同期や年の多少違う友人でも、皆自分の”これから”について何らかの大きな決断をしていく。

そんな中、昨日は久しぶりに仲間とあって飲み、くだらない話、真剣な話、いつものように談義を交わした。

いろんな人間がいて、それぞれ違う方向を目指すのだ、という実感が強く湧いた夜だったが、みんなの将来を考えるだけでわくわくしてくる。もちろん多少苦労はあっても、それぞれが自分の好きなことをできてサバイブ(誰か曰く僕はサバイバーらしいです笑)できてる状態、なんてただただ素晴らしいと思う。おそらく、最後まで走れるかornotは今ある”想像力”を持ち続けられるかだ。社会の波にもまれるに従って否応無しに、人間としての感度や想像力、は放置しておいたら目減りしてなくなってしまう。意識的にそれらを補填しつついかなければならない。逆に、それさえできれば、あとはそこまで難しくないと思う。

昔、こんな言葉を聞いたことがある。
 「選択は、他の可能性を減らすことである」
確かに、ものを言い当ててはいると思うが、なぜそんな悲観的に捉えているのかがよくわからない。こう言いったらいいんじゃないか
 「選択は、選択した道の可能性を飛躍的に高める」


さて、今日も一日頑張りましょう!

PS 借りたアルバムFlexion-F.Me, Readymade FC が凄くかっこいいです。朝から最高のテンションになれる。ありがとうドクターおつなり。

2009年3月15日日曜日

世の流れ、と直感の使いかた

 ・直感は後天的に鍛えられるものである

という前提のもとに、書いてみることにします。


個人、というのは所詮非力で、完全に1人で何かを成し遂げるは非常に難しい。ましてや、この現代社会においてはあらゆる事象の複雑化が進み、一層困難である。

だからこそ、人は協力し、何かを成し遂げるためのベストプラクティスを目指す。あるいは新たなそれを目指す。一見、”協力”から最も遠い存在であるようにみえる、芸術家も、現代において、というよりは中世のパトロネーゼが衰退し、さらにアートマーケットが不在の日本においては、”協力””戦略””金銭”などのマネジメント能力が大いに必要とされる。その象徴的な成功例が、村上隆なのだろう。

話を戻せば、個人が単体では非力だから、協力し実行力その他が高まる、というとこまで書いたが、その先はどうなるのだろうか。

現時点では、最終的には個人の判断にすべての問題が還元される、と考えている。ここでいう個人とは、組織の頂点にいる人、中間層、下層、ヒエラルキーのない集団の構成メンバー、すべてを含む。全ての人間は、日常生活から仕事まで、あらゆるレベルで判断を下している。

その判断をする際に重要なのが、直感である。ここでの直感とは、その人の過去の関係する経験の全てが、不可視の瞬時に働く判断システムとして頭ないし体に内在化したもののことを指す。その意味では、よく使う言葉での経験則に近く、一方いわゆる”カン”からは遠いものである。

この直感を鍛えることが、自分にとって非常に有用に思える。というかまだ完全に証明されていない(というか直感というものに還元した時点で、それがどの程度質量両面で有用性があるかは図りにくいと思われる)のだが、
その直感こそが、圧倒的に変化の流れの速い現代社会を謳歌するためのmustなのではないだろうか。人が、重大な決断を差し迫られたとき、情報収集+理詰めで9割いけても、最後の1割は、上記の意味での直感なのでしょう。

自分の文脈に重ねてみれば、半年前、1年前、3年前を振り返り、自分の選択をみてみると、当初の計画から良い意味でずれていると思う。
そのようなズレは、個人の力で制御できない世の流れに大きく起因していて、過去のある時点のwhat ifを考えたとき、今の自分とは異なるシナリオに乗っている自分がそこにはいるのでしょう。ただ、あまり生きてきた年数が長くないので、what ifのポイントが少ないのは事実だし、対してシナリオに違いはない。しかし、10年後に振り返ったときに、間違いなく、今数あるうち一つのポイントになるであろう場所にいる感覚がある。

あと、過去の経験から昇華した不可視の瞬時に働く判断システム(長いな・・・)である直感を利用とするメリットとしては、判断の際に自分の軸がぶれないということも挙げられると思います。



PS 読み返すと、簡潔に言語化できてない、という点で駄文ですね。直感についてきちんと勉強すべきかもしれません。

2009年3月6日金曜日

日本初マイクロファイナンスファンド組成中


ようやく、発表ができる運びになりました!

いま、マイクロファイナンスファンドの組成をしています。まだ募集開始はしていないのですが、以下のウェブサイトで今後アナウンスしていきます。
今回は、音楽ファンドで有名なミュージックセキュリティーズさんへのアドバイザリーという形で行っています。またミレニアム開発目標達成に向け強いリーダーシップをとっていらっしゃる、コロンビアのJeffrey Sachsからも応援していただいています!

HPでコミュニティに入れますので、皆さん入ってみてください。


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・LIP/マイクロファイナンスファンド
※Living in Peace(リビング・イン・ピース)は、経済開発に関心のある金融機関関係者を中心に公務員、国際機関関係者、学生などがメンバーになっており、2009年4月にはNPO法人格を取得する予定です。また、現在マイクロファイナンス・ファンドを準備中です

・Jeffry Sachsの応援メッセージ
・ミュージックセキュリティーズ