2009年12月30日水曜日

2009年総括

空港で書いた今年の総括と来年の抱負を。


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今シアトル・タコマ空港で、サンフランへのフライトを待っています。まだ29日なので、そのつもりはなかったのですが、今年を振り返ったので、ここに書いておきます。


空港は公共スペースのなかでも好きな場所の一つ。考え事に最適な気がする。空港では、国籍・人種を超えて無数の人が一瞬にして通り過ぎ、その数だけ人生が交差し、一人の人間の非力さと現代社会のスピードの恐ろしさを同時に感じることができる。

ちょうど今、他大に留学中の友人とシアトル・バンクーバーに行き、帰って来たばかりで、非常にいろんなことを考えさせられる機会になった。

下らない話、勉強、進路、将来、あらゆる話をしたけど、まず自分が今どういう状況なのかより理解が深まったと思う。この時期に済んでいるはずの決断はおろか、頭の整理もあまり進んでいないことに対する危機感をより強く感じた。けれど、今自分に必要なのは、迷うことを肯定的に受け入れること。

タイムフレームに押され、迷うことに否定的な姿勢をとると、判断がごく近視眼的になってしまう。たとえ一度長期的なヴィジョンに基づいて選択肢を準備しても、半年で自分や自分を囲む環境が大きく変わりうることを考えると、その状態はベストな判断をするにあたり非常に危険。

弊害として、いただいている良いお話にも、120%向き合あうことができていない。また、日ごろお世話になっている人に相談に乗ってもらっていても、自分の整理の不十分さで十分に責任のある姿勢で望めていないことに気づき反省。

ここ半年で何が変わったか、というと、中身自体が変わったのではなく、もっていた危機感と思いが予想異常に強くなった。よく留学は人をナショナリストににすると言うけれど、日本への客観視により得る示唆は多く、予想異常に自分に対し強いインパクトがあった。特に日中米間の示唆が多い。

こう通して自分のことを振り返ってみて気づくのは、自分の精神的な未熟さ。同じような環境にいても、もっと前向きに向かい、本当の意味で周囲の状況を心配する余裕を保てる人間がいる。特にこの旅行は短時間だったけど、すごく長かったように感じる。友人に感謝。


最後に。2009年に一寸の悔いはない。2010年は、留学後半戦/進路/帰国後の活動の結果は最低限、何よりも精神的に成長したい。

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P.S. ヴァージン航空を初めて使ったけど、航空事業単体の会社と比べ、航空事業をポートフォリオの一部として運営することがいかにサービスに違いを生むかに驚いた。CA然り、車内販売然り、無料WiFiサービス然り。

As for the trip per se, I wanna definitely come back to Washington for Sasquatch Music Festival 2010, which takes place at The Gorge Amphitheatre having sci-fi scenery with great lineups.

2009年12月19日土曜日

秋学期をふりかえって

やっと、という感じと、あっという間、という感じが良い意味で入り交じっています。
いつの間に最後の投稿から1ヶ月以上もたっていました。その間、人生初の松葉杖にパソコンの盗難、アクシデントもいろいろありました。



留学生にまつわる純粋な語学的問題はさておき、
ふりかえってまだまだだな、というのは、追い込みや他のことで塞がってる際、あまり時間がかけられない際の英語でのパフォーマンスにおけるスピード感や深さが、日本語でのそれにまだまだ及ばない状態です。特にパフォーマンスにむらがあるのが個人的には課題です、おそらく正しいlearning curveで進んでる証拠だと思います。

言語に関わらず、時間をかければ大抵人間何でもできるわけで、障害や時間の制約下で成果を最大化できるかが大事なことを再確認。


今学期は、通常のクラスを4コマ、とっていたのですが、よくよく聞いてみると、普通Calでの初めての学期では、3コマがふつうで、4コマとるのは慣れてから、もしくは慣れてあともすぐは3+”De Cal"(Democratic Education at Cal)という話。De Calは、生徒が計画した特別授業のようなもので非常にバークレーらしいプログラム。授業担当者は計画者中心+ゲスト教授、P/NP評価、単位数も1or2。ただその通常を知っていても今学期は撮りたい内容がなかったので、どちらにしろなかった選択肢です。

とはいえ、4年生にもなると4コマの人は周りにいるので、ショック療法的な意味では(療法ではないですが)、1年という限られた時間の中で、春学期を思いっきりやるためのよい土台作りになったと思います。


具体的な今学期の成果という点でいえば、初めの2ヶ月間以内に受けたmidは、平均・平均ちょい上くらいが多く、以前の投稿にもかいたような不服な結果でした。そのあとに受けたmidやプレゼンなどでは、A+/Aーの評価をもらえたので、これも恐らく正しいLerning Curveの証拠。特にGoldman School of Public Policy の公共政策分析のクラスで、クラス中に高評価してもらえたことが嬉しかった。リハをする時間もあまりなく、また内容も開発経済から離れ、米国の特許問題と製薬会社に関する提案だったので、なおさらです。

教科書と紙とペンの授業は、単なる自分との戦いですが(情報戦の側面も少しはある)、プロフェッショナルスクールらしい徹底したPeer Evaluationは、組織に対する個人の能力が問われます。その状況で、良い結果をもてたのはいい自信になりました。一回で終わらないようにもっと磨きをかけます。

Finalに関しては、まだなんとも言えませんが、やはりスピードに起因する失敗が多いという印象。でもずば抜けてできたという感覚がないので、恐らくBとAの中間くらいに落ち着くのではと思います。



こんな感じですね。ボストントリップも良い結果を残せたし、課題は山のようにありますが、今学期に悔いなし。冬休みは、ほぼ確定の来学期の授業の予習をして先手先手で備えます。ロンドンで修士をとってる友人も冬休みも論文で頭がハゲそうなくらいやってるようなので、負けてられませんね。

昨日、Hepatitisのワクチンを睡眠不足のままを打ったら、ひどい頭痛にみまわれました(笑)あまりおすすめできない組み合わせです。
今日はCO-OPへの引越しへ向けて、大掃除、年末年始の旅行のプランニング、いいのがあればSFのクラブでも行こうかと思います。