ちょっと遅くなりましたが、3月4日に決行された、大規模なデモ行進について。以前ブログにもかいたように、これは、直接的には授業料32%アップ、公教育の重要性、また背景にある州政治に対する抗議。
最もリベラルなバークレーから学生、教員(今回はあまりいなかった)、住民、が集結し、隣町のオークランドまで、途中、他の州立の学校のデモと合流し、行進していく。(学生によるテレビ放映)
32%の授業料値上げででどれだけの人が高等教育を受ける機会を失うかを想像して欲しい。
老若男女、抗議する。このおじいちゃんも、バークレーの卒業生だそう。
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決して、みな、ただ歩いてるだけではなく、この抗議以前から、生徒委員会を中心に、生徒側で提案する既存のUCシステムへの代替案があり、連邦政府からの資金供給増加がある。
この公教育の危機に対するオバマの準備している対応は、悪い状態にある公立の学校への約4300億円の追加資金。
この金額は、ウォールストリートの救済に使った70兆円の、170分の1。公共政策大学院の教授、元米国労働長官ボブ・ライシュの言葉をかりれば、
「優先順位をかえるべきだ。私たちの学校は人的資本のエンジンであり、公教育をウォールストリートを救ったように救済しなければ、より大きな経済のアルマゲドンが数年後に訪れることになる」
この言葉、日本人の自分にはとても痛い。
相対的かつ絶対的な教育水準の低下、教育の機会の平等、高等教育の役割の停滞、といった日本の教育の現状を考えると。
ではでは
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