2009年3月29日日曜日

actually, this IS the one



宇多田ヒカルの凄いところは、大衆性を武器にしているところ。ポップというフィールドで戦いつつものまれずに、独自の世界観を作りだしているところ。その世界観が、彼女のもつ日本的な部分に依拠していると仮定すれば、英語版のCDで同じ世界観をだすのは厳しくなる。その意味で、このアルバムはいわゆる宇多田ヒカルとはテイストが違うでしょうが、言語は違えど作詞能力は冴えているようで、彼女の独自性が十分に発揮されていると思います。また、それとは別次元で様々な音楽ジャンルを消化して自分の曲を書いてるのも素晴らしいと思います。

特に戦場のメリークリスマスを元ネタにしたFYIがすきです。全体では、やはりDef Jam所属だけあって、起用プロデューサーのせいか、良い意味でMariah,Janet,Rihanna等のヒット曲での音づくりと似てますね。Def Jamのwebsiteをみるとトップで↑のでてくるようで、PRも万全となれば、本当に凄い事になるかもしれませんね。是非なって頂きたいです。

ただ、個人的には、前回のアルバムの方がとんがってて好きでした・・・。

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