2010年3月14日日曜日

ソーシャルビジネスの位置づけ




ソーシャルビジネスの位置づけについて議論がされていたので、今までの学びとLIPでの活動での実感をもとに、自分なりに図示。この図示の目的は、ソーシャルビジネスの比較優位と課題をわかりやすく把握すること。


■みかた

<モチベーション>とは、事業の動機のこと。ビジネスが、利益を得る”機会”を求めて行われるのに対し、NPOやチャリティは、貧困や自然災害、社会問題など、人々の切実な”必要”を満たすことを最優先に行われる。

ソーシャルビジネスは、両方の特徴をあわせもつ。例えば、マイクロファイナンスは、お金を貸して利益をえる機会を求める、と同時に、金融サービスへのアクセスがないために経済的自立ができない途上国の人々の必要を満たす。


また、調達金利で持続性がはかれるとする。例えば、チャリティーやNPOは寄付収入により運営されるので、調達金利は0となる。一方、ソーシャルビジネスの資金源は、寄付から低めに設定された利子での借入、市場金利での借入まで、様々である。

それぞれの◯の大きさは規模を表す。



■比較優位

従来から存在した、NPOやチャリティーに比べ、高い持続性を実現できる

■課題

人々の切実な必要をみたしながらいかに持続性を高めていくか、ここでは、いかにスケールアップしていくか、と言い換えることができる。トレードオフは、持続性と人々の切実な必要を満たす度合い。

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